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<事業継承・自主計算・法人設立へ>

~古谷興業 古谷正浩さん・祐希さん~

三原民商では、法人でも個人でも仲間同士で教え合いながら自主計算活動を進めています。年の瀬も迫る12月27日、民商事務所でパソコンと向き合う古谷祐希さん(建設業)もその一人。4年前に三原民商に入会して以降、青色申告65万円控除に挑戦し、事業主で夫の古谷正浩さんと話し合い、来年の法人設立を目指しています。正浩さんは民商会員の喜次郎さんの5人兄弟の三男に生まれ、平成23年に一人親方として独立。親の勧めもあり民商に入会し、数年前からは自身の長男でもある穣さん(22才)と二人で現場を取り仕切っています。

〝安心して任せられる〟
帳面は妻の祐希さんが担当しています。民商に入る以前は商工会議所で確定申告を行っていましたが、青色申告特別控除は10万円しかとれていませんでした。民商に入会し、パソコン記帳と青色申告65万円控除に挑戦し、適用をうけてきました。正浩さんは自主計算に取り組む祐希さんに「母ちゃんには安心して申告を任せられる」と笑顔で話します。
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〝消費税対策も民商で〟
10月から消費税10%増税と複数税率(軽減税率)が導入され、帳簿も複雑になります。古谷さんは三原民商の消費税「網の目」学習会に参加し、今後の帳簿のつけ方や領収書の保存、本則課税がいいのか簡易課税を選択したほうがいいのかなど、民商の仲間と学び合いました。現在、本則課税を選択している古谷さんですが、簡易課税を選択した場合の消費税額を試算した結果、本則課税と極端な金額の開きがないことから夫婦で話し合い、来年の消費税申告(3月31日提出)から簡易課税に変更することにし、12月27日に「簡易課税選択届出書」を税務署に提出しました。正浩さんは「独立し、いい時も悪い時もあったけど、何とかやってこれた。法人設立と建設業許可をとり、事業の幅を広げたい」と今後の抱負を語ります。

〝みなさんが丁寧に教えてくれます〟
― 祐希さん ―
民商に入会してパソコン記帳に挑戦するようになり、確定申告も4回目を迎えます。今はパートにも出ており、休みの日を利用して民商事務所に通い、帳簿をパソコンに入力しています。実はパソコンはあまり得意ではありませんが、確定申告は毎年の事なので、余裕をもって早めにパソコン入力ができるように心がけています。毎年の事ですが、分からない事や忘れたことも仲間のみなさんが丁寧に教えてくれるので安心です。主人も息子も頑張っているので、私も自主計算を頑張ります。
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