日本政府も核兵器禁止条約へ批准を!
〝皆さんの署名で日本政府にも参加させましょう〟
=原水爆禁止世界大会・平和の波行動=
米国が広島に原爆を投下してから79年目の8月6日、原水爆禁止2024年世界大会ヒロシマデー集会(閉会総会)が広島市のグリーンアリーナで開催され3750人が参加。三原民商からは寺田事務局長が三原市原水協の仲間と参加しました。三原市原水協では、核兵器廃絶を目指す草の根からの国際的な共同行動「平和の波」の開始に応え、7日に三原駅前で宣伝・署名行動を行い、兼森会計と寺田事務局長が参加しました。
原水爆禁止2004年世界大会
原水爆禁止世界大会では、「核兵器禁止条約を力に、核兵器のない平和で公正な世界への道を切りひらくため、ただちに行動に立ち上がろう」と訴える決議「広島からのよびかけ」が採択されました。国連の中満泉軍縮担当上級代表をはじめ、各国の政府代表がスピーチし、日韓の被爆者が発言。政党からは日本共産党の田村智子委員長、れいわ新撰組のくしぶち万里共同代表がスピーチしました。
同日行われた平和記念式典では、松井市長が「心を一つにした行動で、核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができる」と呼びかけ、日本政府に核兵器禁止条約の締約国となるよう求めました。
一方、岸田首相は、「広島、長崎にもたらされた惨禍を繰り返してはならない」「被爆の実相を伝える」「核兵器のない世界を目指す」と表明するも、まったく行動が伴っていない状況に、8月8日に開いた三原民商の理事会で役員からは「アメリカ言いなりの姿勢に本当に腹が立つ」「毎年、8月6日に母と叔母と広島に行っている。帰りの車の中で岸田首相の話を聞いていた2人も本当に怒っていた」と自分たちの思いと岸田首相の姿勢がいかに違っているかが明らかとなりました。
平和の波行動
8月8日に三原駅前で行った平和の波行動では、「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」を街頭から呼びかけ、スケートボードを練習している青年や学校帰りの学生をはじめ多くの市民のみなさんが署名に参加してくれました。
対話では「核兵器はなくすことができますか?」との質問に、三原市原水協のメンバーは「核兵器禁止条約により、核兵器は違法化されました。日本政府はこの条約に参加していません。皆さんの署名で日本政府にも参加させましょう。この条約ができたのも皆さんの署名が力になったんです」と紹介し、署名の参加が広がりました。