0848-63-5070

2024年1月から改正電子帳簿保存法デジタル化課題と対策

9月11日、福山民商事務所で民商会員の森川さんたち(㈱弘法)を講師に「電子帳簿保存法セミナー」が行われ、総勢16名の参加。三原民商から岸事務局が参加し、2024年1月に始まる改正電子帳簿法の対応と課題について学んできました。
電子帳簿保存法は1998年から施行され、2022年1月からは、電子的に授受した取引情報はデータで保存することが義務付けられました。しかし、全く認知が広がらず、2023年12月31日まで猶予延期となっていました。

2024年1月からの電子取引は、メールやインターネットでやり取りした取引情報に関わるデータの保存義務が始まります。請求書・領収書・契約書・見積書などに関する電子データを送付・受領した場合には、そのデータを一定の要件を満たした形で保存することが必要です。
※あくまでもデータでやりとりしたものが対象であり、紙でやり取りしたものをデータ化しなければならないわけではありません。また改ざん防止の措置として、各書類を「日付・金額・取引先」で検索できる必要があります。

国税庁は2021年6月、税務行政のデジタル・トランスフォーメーションを掲げ、デジタル化による国税に関する手続きや業務の在り方の抜本的な見直しを進めています。 その狙いは「課税・徴収の効率化・高度化」です。政府は「総額表示の義務化」「税務相談停止命令制度」「インボイス制度実施」「デジタル化の推進」など、徹底して納税者を管理し、従わせようとしています。「納税者こそ国の主権者」である社会のありように反しています。自主計算・自主申告に磨きをかけ、民商の仲間とともに集まって話し合い、納税者が主人公の税務行政へ転換していきましょう。

広島県婦協が第41回総会を開催

楽しく元気の出る婦人部活動の前進へ

民商婦人部の県団体である広商連婦人部協議会(以下「広島県婦協」)は9月10日に第41回総会を広島市内で開催し、県内民商婦人部から役員・代議員27名が参加。三原民商婦人部からは片島ひろみさんが参加しました。

コロナ禍のもと、昨年12月に約2年ぶりとなる総会を開催した広島県婦協。今年は通常の9月開催となりました。主催者あいさつで島会長は「前回総会から機関会議を再開し、活動を再開させてきた中での総会の開催です。県婦協として、各民商婦人部だけで取り組むことが難しいことも、県婦協として一緒になって取り組むことで運動が前進します」と参加者に呼びかけました。

日本共産党の藤井としこ県議が来賓あいさつし、広島県連の寺田事務局長が総会方針案を提案。岡崎会計が会計報告と予算案を提案しました。県内民商の活動報告では、各民商婦人部の参加者がそろって登壇し、自身の民商婦人部の活動を報告。レクレーション、記帳カフェなど多彩な活動が紹介されました。
片島さんは寺田事務局長と登壇し、「三原民商では毎月部会を開催しています。
島谷副部長が毎回、手作りのパンを差し入れしてくれて、みんなと楽しく・美味しい婦人部活動を進めています」と三原民商婦人部の活動を紹介しました。

総会では、総会方針、決算・予算を満場一致で採択し、新たな役員が選出され、最後は参加者全員で集合写真を撮り、総会を締めくくりました。

新人歓迎会

商売繁盛の輪 “仲間が増えてみんな笑顔”

8月24日、三原民商事務所で新人歓迎会を行い、総勢6名が参加しました。
三原民商では今年1月以降、新しく15名の仲間が増えました。
コロナの再流行、物価高騰、インボイスへの対応など、中小業者を取り巻く状況が厳しさを増す中、仲間同士で話し合い、自己紹介で商売の交流を深め合いました。

新入会員の杉野さんは「理学療法士の資格を持ち2023年6月に『三原整体ちかみ』を開業しました。今、三原テレビや中国新聞の折り込みで宣伝に力を入れています。三原の価格相場や営業場所をリサーチしました。
今後、顧客を定着させ、経営を軌道に乗せたいと考えています」と開業に至った経緯を紹介。
入会については「染山さん(婦人部長)と繋がりがあり、『商売のことなら民商に相談してみたらいいよ』と進められ入会しました。自分でも無知なところがあり、悩みを相談出来る場所ができて、とても助かっています」と笑顔で話します。

法人決算で事務所に通っていた志満さんは「民商は他では聞けない事や相談しにくこともしやすい。僕は無事に決算が終わってホッとしている。初めて歓迎会に参加した。
業種は違うけど、商売の工夫を話していたらいい案が思い浮かね」と話し、上海軒のオードブルいただきながら経験を交流しました。

ストップ!インボイス!全国に連携して宣伝行動

民商など幅広い団体・個人が参加する消費税廃止各界連絡会は8月24日を全国的な統一行動日として呼びかけ、三原民商では婦人部の島谷副部長を先頭に5名で宣伝行動を行い、インボイス中止・延期、消費税5%への引き下げを呼びかけました。

10時に民商事務所に集まった参加者は民商カーと島谷カーの2台で宣伝行動を開始。

日本共産党の寺田元子市議がアナウンサーで訴え、市内7ヶ所のスーパーやドラッグストアー前からは寺田事務局長、岸事務局員、寺田元子市議が交代でマイクを握り、聴衆に呼びかけました。

大きな横断幕は良く目立ち、聴衆からも声援が寄せられました。

行動に初めて参加した宇根さん(大工)は「自分もインボイスが実施されたら大変。行動は元気が出た」と感想を話していました。

広島県連事務局員交流会時代の要請にも応えて運動前進を!

民商の県団体である広島県商工団体連合会は、8月8日に事務局員交流会を開催し、県内の事務局員27員が参加。坂井・藤井両副会長も参加し、事務局員の果たす役割について学び合い、交流を深めました。三原民商からは寺田事務局長と岸事務局員が参加しました。

主催者あいさつで藤井副会長は「デジタル技術の活用が広がる状況でも、人と人とが関わり、繋がっている組織が民商という団体。だからこそ、営業動向調査や自治体交渉などの取り組みに力を発揮することができる。民商運動でかけがえのない役割を発揮しているのが事務局です。役員・会員と協力し、運動するためにも大いに交流していきましょう」と呼びかけました。
報告と問題提起を寺田事務局長が行いました。学習企画では、「デジタル化も活用し、自主計算活動の前進へ」を石立次長が担当。石立次長は「税務調査との対応でも、日々の帳簿付けが大切」と強調し、エクセルと連動した弥生会計の活用法をはじめとする方法について解説しました。
続いての学習企画は「SNS活用講座」。広島民商の岡本事務局が動画制作でVITAやCAPCUTアプリの使い方を解説。各民商のSNSを活用した情報発信の状況を紹介し、動画編集についても実演して紹介しました。
午後からは2つの組に分かれての分散会討論。各民商の要求運動と組織建設、事務局活動で抱えている問題や悩みなど出し合い、事務局員として果たしている役割、民商運動のやりがいについて深め合いました。
最後の全体会でまとめ報告を行った坂井副会長は「全商連の税研集会の内容にも学び合い、納税者の権利が奪われることがない社会にしていくために事務局員と役員が一体となって運動を進めていきましょう」と呼びかけました。

岸事務局長の感想
今年の事務局員交流会に参加し、古き良い運動を活かしつつ、時代の要請にあった取り組みも柔軟に取り入れれる三原民商の活動をしたいと思いました。自分が実践と学びをパワーに仲間へ情報を発信していきます。民商だからこそ相談する人のため、解決する選択肢を提案できる事務局として三原民商の仲間と他民商・寺田事務局長の経験を参考にします。

寺田事務局長の感想
今回の交流会は平日の開催ということで、三原詰理事が民商事務所の留守番をしていただけたので安心して岸事務局員と参加し、県内民商の活動に学び合うことが出来ました。
税務調査の動向と特徴、デジタル技術を活用した自主計算、班・部活動など、県内の仲間の皆さんから学ぶことが多く、改めて仲間同士で集まって話し合い、皆さんと運動を進めていくことの大切さを学びました。今回の学びを三原民商の運動に生かし、岸事務局員とも一緒に成長しながら、皆さんと頑張っていきたいと思います。

三原市中小事業者エネルギー価格高騰対策支援金

原水爆禁止2023年世界大会核兵器のない平和で公正な世界を

今年で66回目となる原水爆禁止国民平和大行進が7月28日に尾道市から引き継がれ、三原市にやってきました。7月28日の1日目には野竹副会長、岸事務局員が参加。
広島市在住で5月6日の東京スタートから通し行進をしている村上厚子さんが平和行進で歩いてきてエピソードを紹介し、参加者は尾道からの平和の歩みを受け取りました。
日焼け対策ばっちりで参加した岸事務局員は参加者と「ノーモア!ヒロシマ・ノーモア!ナガサキ・ノーモアヒバクシャ」と元気いっぱいにピースコールをしながら行進。途中、夏休み中の若者も参加し、一緒に手を上げ、戦争に反対しました。29日の平和行進には兼森会計、寺田事務局長、矢原さんが参加。
2日目も炎天下のなかですが、市長からのメッセージを受け取り、元気に行進し、竹原市へと平和の歩みを引き継ぎました。

広島県インボイスアクション炎天下の中、元気に宣伝行動

━10月実施はインボイスではなく消費税5%!━

10月1日からの消費税インボイスの実施を前に、民商の県団体である広島県商工団体連合会は8月1日に県内一斉の宣伝行動を呼びかけ、三原民商は市内4ヶ所で街頭から宣伝し、竹原民商と竹原市内でも街頭から呼びかけました。

三原市内4か所で
炎天下の中、朝10時集合で婦人部の島谷副部長、寺田・岸事務局員に加え、寺田元子市議も参加。兼森会計も時間の許す限り行動と共にしました。
参加者は民商近所、円一、フジブラン前、宮浦のお宝買取団向かいの4ヶ所から街頭宣伝。
寺田市議と寺田事務局長がマイクを握り、「世界ではコロナ禍と物価高騰対策として消費税を引き下げている国・地方が104ヶ所。日本でも引き下げを」「フリーランスや一人親方に1兆円もの負担増を押し付けるインボイス制度は中止・延期を」と元気いっぱいに訴えたよ。
宮浦で訴えていると、演説を聞いてくれた若い学生と対話になり「政治に興味があります」とインボイステッシュ箱を受け取ってくれました。
また、通りがかった民商の仲間からも「頑張れー」と声援ありました。

竹原民商と2か所
その後、竹原市へ移動し、竹原民商の川村会長と合流し、竹原市内2ヶ所で街頭からインボイス中止・延期を呼びかけました。島谷副部長は「インボイスは実務の負担も大変になり、負担が増えるばかり。中止してもらいたい」と話します。
広島県内では、広島市内で集会・デモ行進、西部民商の自動車アピール、尾道民商が商店街作戦、福山民商のリレー宣伝カーなど、インボイス中止・延期を求める多彩な運動が各地で展開されました。

営業動向調査を100名以上から会員現勢200名を目指して

━第1回理事会━
三原民商は7月13日に第1回理事会を開催し、三役・理事8名が参加。広島県連の営業動向調査の取り組みの具体化をはじめとする総会方針の実践について話し合いました。
インボイス制度を取り巻く状況については、「インボイス制度については、業種・業態で様々な影響が出てくる」と、対話の中で出された様子を紹介。
三原詰理事から共済会、染山理事から婦人部長の活動が紹介されました。
営業動向調査を進めるにあたり、目標を総会方針で掲げた100名以上とし、2024年3月までに会員現勢200名の三原民商を目指す具体策として、「民商ではこんなことも出来るということを可視化したパンフレットを作ろう」と話し合い、婦人部会と支部役員会に原案を示し、内容について深め合うこととしました。

民商への紹介・相談が増えています
この間、三原民商への紹介・相談が増えています。新たに法人を設立した建設関連の方、現場で一緒の方が税務調査を受けることになった、新規開業のサービス業が民商への入会を検討など、仲間の皆さんよる紹介したくなる民商運動が前進しています。三原民商では、営業動向調査で仲間の皆さんと対話を広げ、集めた声を広島県と三原市へ届け、支援制度の創設を求めます。
要求実現に向け、ご一緒に会員200名の三原民商を目指しましょう。

自主計算活動で不当な調査を許さない対策と運動を広げましょう

この時期は税務調査が
7月は税務署の人事異動があり、例年、この時期から個人事業者への本格的な税務調査が出てくる傾向にあります。今年はコロナ禍が一定の収まりを見せていることから、例年以上に税務調査が増えることが予想されます。民商会員以外のところへは不当な税務調査が依然として続いていることが商工新聞等でも紹介されています。会員からは、「反面調査依頼の連絡や自宅へ税務署員の訪問があったけど、断って帰ってもらった」と三原税務署管内でも税務調査が行われています。

税務調査で入会も
昨年以降、会外から税務調査による相談で2名が入会しました。
通常の税務調査は任意調査であり、税務署から事前に調査の通知があります。
詐欺も多い世の中ですので、通知の電話があったら署員の名前、電話番号を聞き、毅然とした対応が求められます。いったん、担当署員の名前と連絡先を聞いて、「後から折り返します」という対応も有効です。
事前通知なしの調査事案も依然としてありますが、調査日程の変更は納税者の都合で変更できます。

民商では対策会議!!
民商では、仲間や税務調査での入会があったときは税務調査対策会議を開催し、納税者の権利を学び合い、調査経験者がアドバイスするなど、不当な税務調査を許さないための対策と運動を進めています。
税相談停止命令制度に反対し、仲間同士で集まって教え合う自主計算活動をすすめ、納得いく申告が出来た」「初めての法人決算、無事に終わった」との喜びの声を広げ、仲間の皆さんの奮闘を民商ニュースでも紹介してきました。
引き続き、自主計算活動に磨きをかけ、不当な税務調査を許さないための対策と運動を広げましょう。税務調査の相談は民商へ。